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【2025年度】最低賃金が過去最大の引き上げへ!中小企業が取るべき賃上げ×DX戦略

お知らせ

2025.10.15

【要約】
・2025年度は最低賃金が過去最大の引き上げ額に。
・経産省が中小企業の賃上げを支援する包括的対策を発表。
・DX・デジタル化・経理効率化を活用し、賃上げを“コスト増”から“成長のチャンス”へ転換する方法を紹介。


歴史的な賃上げの波、どう乗り越えるか

2025年度の最低賃金は、全国加重平均で過去最大の引き上げ額となりました。
この動きは企業経営に大きな影響を及ぼし、特に中小企業では賃上げを「コスト負担」と感じるケースが少なくありません。

しかし今こそ、賃上げを「企業成長と生産性向上のきっかけ」として捉えることが重要です。
経済産業省はこの歴史的な局面に合わせ、賃上げ原資確保と生産性向上の両立を支援する包括的な政策パッケージを発表しました。

この記事では、その具体的な支援策と、DXや業務効率化を軸にした実践的な経営戦略を解説します。

👉 詳細はこちら
経済産業省:中小企業等への支援策(2025年9月9日公表)


経産省の中小企業向け賃上げ支援策:3つの柱

経産省が掲げる支援策は、「価格転嫁」「補助金・税制支援」「生産性向上支援」という3つの軸で構成されています。
これらは中小企業が持続的に賃上げできる構造を整えることを目的としています。


① 価格転嫁対策の強化で賃上げ原資を確保

  • 改正下請法・振興法の着実な執行

  • 発注側企業の取引慣行改善

  • 幅広い業界への取引適正化の要請

適正な価格転嫁を通じて、人件費上昇を吸収できる利益構造の再構築を後押しします。
特に下請け構造が多い業種では、発注元との関係改善が賃上げの基盤になります。


② 補助金・税制優遇による直接支援

  • 持続化補助金:販路開拓・業務改善・デジタル化を支援

  • 賃上げ促進税制:赤字企業を含む幅広い層を対象に税負担を軽減

  • 成長加速化支援:中堅企業・地域中核企業への支援強化

  • 事業承継・M&A支援:経営資源の有効活用と新陳代謝の促進

補助金を活用することで、経理・バックオフィスの業務効率化DXによる生産性向上 に投資しやすくなります。
結果として、賃上げ余力を生み出す「稼ぐ力」を強化できます。


③ DX・デジタル投資による生産性向上支援

  • ものづくり補助金

  • IT導入補助金

  • 省力化投資補助金(一般型)

これらの補助金では、要件緩和や審査優遇が実施されています。
生産性向上に直結する DX・デジタル化投資 を支援し、限られた人員でも高い成果を上げられる経営体制づくりを後押しします。


中小企業経営者が今すぐ取り組むべき賃上げ対策

賃上げを持続可能にするためには、次の3ステップが重要です。

  1. 価格転嫁の見直し:自社の取引慣行を棚卸しし、適正価格での取引を実現

  2. 業務効率化の推進:経理・労務などのバックオフィスを中心にデジタル化を進める

  3. DXによる構造改革:生産性向上と新しい付加価値の創出を両立させる

これらを補助金・税制と組み合わせることで、賃上げを「企業変革の起点」に変える ことができます。


まとめ:賃上げをチャンスに変えるDX経営へ

2025年度の最低賃金引上げは、中小企業にとって避けられない変化です。
しかし、経理・業務効率化やDXを軸にした経営改革を進めることで、賃上げは単なるコストではなく 成長投資 に変えられます。

経産省の支援策を賢く活用し、
「デジタル×生産性×人材強化」 の好循環を生み出すことが、これからの経営のカギです。

自社に適した制度を早めに把握し、稼ぐ力と従業員満足度の両立を実現していきましょう。


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税理士法人エヌズ 財務支援部では、賃上げ・補助金・税制活用はもちろん、
DX・デジタル導入・経理業務効率化支援 に関する最新情報を発信しています。

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